女心
平穏な日常に
貴方は突然やってくる
私の心をかき乱し
涼しい笑顔で通り過ぎてゆく
高鳴る胸
熱く火照る身体
もどかしい思い
唇は乾き
指先が宙を舞う
狂ったように
何かを捜し求める
わ・た・し
お願い
応えて・・・
こっちを向いてよ
忙しいのは解っているわ
生きることに精一杯なのも・・・
でも、好きなの
好きだからこそ
貴方の苦しみを分け与えて欲しい
一緒にもがき苦しみたいから・・・
貴方の悲しみを注いで欲しい
一緒に泣き崩れて
堕ちていきたいから・・・
平穏な日常より
貴方に責められる日々が恋しい
だから、お願い
涼しい顔で、通り過ぎないで・・・
貴方と歩く夢の淵
暗く微笑む漆黒の闇夜へ
その厚い胸に抱かれ
もういちど
堕ちてゆきたい・・・