檻の中の愛
香り立つ 若き青葉に 誘はれて 夢に溺れき 皐月闇(さつきやみ)かなあなたにささげた人生なのに ふつふつと湧き上がる浮気心 ときめく心 抑えきれない情熱 優しい抱擁・・・ すべて忘れるため あなたの檻に閉じ込められ 生活のすべてをコントロールされて あなたなしでは生きられないことを 教え込まれる。 独りで放置される惨めさ・・・ 淋しくて、淋しくて 檻...
私の隠れ家:夢に抱かれて…
それは、東京の片隅にひっそりと佇む 静かなラウンジ&バー 主人(あるじ)に放置された夜 私は、決まってこの店を訪れる。 週末は込み合うけれど 私はこの店が大好き💖 都会の喧騒の中に紛れて 自分が見えなくなる感覚が好きなの 駅を降り、アンティークショップが並ぶ骨董通りを登り切った先、欅並木の坂道を登りきるとその店の門が表れる。開店の10分前店の重たい扉を開けるとカウンターの奥から 「いらっしゃいませ」 ...
旅の宿
去る5月16日は「旅の日」だったそうです。 1689年(元禄2年)5月16日(旧暦3月27日)俳人・松尾芭蕉が江戸を立ち『おくのほそ道』へ旅立った日。 旅を愛する作家や芸術家などによって結成された「日本旅のペンクラブ」が旅の日を制定したそうです。 だからという訳では無いでしょうが、5月14日(日曜日)から5月16日(火曜日)まで、主人(あるじ)が久しぶりに温泉旅行に連れて行って下さいました。 車で向かったのは、福島県...
優しい雨
エントランスの扉が開くと 別世界に降り立った気分になる。 いつものホテル ロビーに寛ぐ人たちの視線を感じながら エレベーターで45階へと向かう。 フワアッと浮き上がるこの感覚が好き・・・ 今宵待つのはどんな方なのだろう? それは期待? それとも不安? もう慣れているはずなのに・・・ 今宵もまた 不思議な緊張感が私を包んでいる。 ドアを開け 出迎えて下さったのは初老の紳士 バスローブを羽織り グレイヘ...
女心
平穏な日常に貴方は突然やってくる 私の心をかき乱し 涼しい笑顔で通り過ぎてゆく 高鳴る胸 熱く火照る身体 もどかしい思い 唇は乾き 指先が宙を舞う 狂ったように 何かを捜し求める わ・た・し お願い 応えて・・・こっちを向いてよ 忙しいのは解っているわ 生きることに精一杯なのも・・・ でも、好きなの 好きだからこそ貴方の苦しみを分け与えて欲しい 一緒にもがき苦しみたいから・・・ 貴方の悲しみを...
お知らせ(ちょっと宣伝(#^.^#)
人の運命は、最初から決められているのでしょうか? あるいは、自らの選択によって変化していくものなのでしょうか? いずれにしても、私は、中学3年生のある秋の夕暮れ、ふとしたきっかけで「罪びと」としての運命を背負い込んでしまいました。 あれ以来、私に与えられたのは、贖罪の日々・・・ 少なくとも自分はそう思い込んで生きてきました。 私に襲い掛かるすべてのことが、自分のせい・・・ そう思うことで気持ちが楽...
婚活の日
聞くところによると 今日、5月2日は「婚活の日」なんだそうです。確かに、「こ(5)んかつ(2)」・・・ こういうのって果たして誰が決めるのでしょう? そもそも「結婚」だってこんな制度や儀式一体誰が決めたのでしょう? 社会的に認められた男女間の契約関係・・・ 社会的に認められたいから皆、結婚したがるのかしら? 確かに私にも強い結婚願望がありました。 今の、主人(あるじ)と主従関係を結んでいるのに・・・ ...