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遠い空

遠い空

澄み渡る青空 何が悲しいのかな?  帰ってこない過去 それとも戻らない青春 何が欲しいのかな? 人肌のぬくもり それとも、心のときめき 何が辛いのかな? あなたに逢えないこと それとも、その声が聴けないことあなたの心が見えないこと… きっと、そんなことじゃない 本当は…きっと… こんな自分が好きなんです あなたを愛し続ける自分が… 今朝は、秋晴れ 雲一つない青空が広がっています一人の朝は自由を感じるの...

狐の花笠

狐の花笠

先日お友達が送って下さったお花の画像の中に 私の心を魅了した素敵な画像がありました。雨上がりの空を慎ましく見上げる儚く美しい姿に心を奪われたので皆様にも、ご紹介させていただきます。 繁った葉の下の薄暗い場所に隠れて 白く透きとおるような花弁を拡げて 静かに佇む姿が美しい・・・ あまりの可憐な美しさに魅了され 贈って下さった方にお尋ねしたところこれは花ではなく、キノコだったんです。 「キツネノハナガ...

暗き海の彼方へ(母の幻影)

暗き海の彼方へ(母の幻影)

目を覚ますと漆黒の闇が私の行く手を拒んでいる今、何時だろう? 闇の彼方に時計の秒針が見える 着実に時を刻んでいるのだが 何時なのかは解らない時を失った空間・・・ 身体が重い 何かが覆いかぶさっているようだ 肌掛けの隙間から私の身体を弄る しっとりとした指先・・・ 身体の奥底で眠りについていたはずの禁断の快楽を呼び覚ます ふと、顔を上げると 母が私を見下ろしている 憐れみと侮蔑の笑みを浮かべながら・...

夏の幻惑

夏の幻惑

もう、8月も終わろうというのに 危険な猛暑が続きます。 怠惰な私は 日差しが怖くて 日中 表に出る気にもなれません。 夕方、日が暮れて ようやく買い物に出かけて来ました。 何だか 地中の檻から這い出た蝉のよう・・・ 暑くても 外の空気は美味しく感じます。 所詮、短い命なのに・・・ 拘束されていたからかしら? この開放感が心地よい。あんなに出るのが億劫だったのに 外の世界が明るく見えます。 表に出る...

涼を求めて・・・

涼を求めて・・・

うだるような暑さ・・・ 日差しに身体がとろけそう こんな日に、出かけたくはないのに 今日は、珍しく主人から呼び出されました。 待ち合わせは、いつもと違う海辺のホテル 主人のリクエストで 下着は付けずにお出かけです。 しかも真っ白な薄手のチュニックを着て来るよう指定されてしまいました。 道行く人はどう思うかしら・・・ すごく恥ずかしいけれど 私に拒否権はないから・・・ せめて、透けて見えない無難なタ...