曼殊沙華
10月に入り、めっきり涼しくなりました。 いよいよ秋ですね。 先日、あるブロ友様から 「あなたは彼岸花(ヒガンバナ)のようだ」 と言われました。彼岸花は、中国原産の多年生球根植物で9月中旬に地中から芽を出し、葉は花の後に遅れて出てくるそうです。 その名は秋の彼岸頃、突然に花茎を伸ばして鮮やかな紅色の花が開花する事に由来するそうですが、草全体にアルカロイド系の強い毒をもっているため、食べたら死んでしま...
遠い空
澄み渡る青空 何が悲しいのかな? 帰ってこない過去 それとも戻らない青春 何が欲しいのかな? 人肌のぬくもり それとも、心のときめき 何が辛いのかな? あなたに逢えないこと それとも、その声が聴けないことあなたの心が見えないこと… きっと、そんなことじゃない 本当は…きっと… こんな自分が好きなんです あなたを愛し続ける自分が… 今朝は、秋晴れ 雲一つない青空が広がっています一人の朝は自由を感じるの...
暗き海の彼方へ(母の幻影)
目を覚ますと漆黒の闇が私の行く手を拒んでいる今、何時だろう? 闇の彼方に時計の秒針が見える 着実に時を刻んでいるのだが 何時なのかは解らない時を失った空間・・・ 身体が重い 何かが覆いかぶさっているようだ 肌掛けの隙間から私の身体を弄る しっとりとした指先・・・ 身体の奥底で眠りについていたはずの禁断の快楽を呼び覚ます ふと、顔を上げると 母が私を見下ろしている 憐れみと侮蔑の笑みを浮かべながら・...
涼を求めて・・・
うだるような暑さ・・・ 日差しに身体がとろけそう こんな日に、出かけたくはないのに 今日は、珍しく主人から呼び出されました。 待ち合わせは、いつもと違う海辺のホテル 主人のリクエストで 下着は付けずにお出かけです。 しかも真っ白な薄手のチュニックを着て来るよう指定されてしまいました。 道行く人はどう思うかしら・・・ すごく恥ずかしいけれど 私に拒否権はないから・・・ せめて、透けて見えない無難なタ...
冥き途(くらきみち)
初めて人と逢うときは それなりの覚悟がいるわ どんな人かも知らないで 私の素顔を晒すのだもの・・・ 素性も知らずに、恋に堕ちたら 這い上がるのが大変だから・・・ ネットメディアに記録媒体・・・自分の素顔を晒すなら 肌と心に刻まれる デジタルタトゥーを恐れちゃだめよ ヒトの記憶に刻まれて 消えること無く、自分を飾る 身体を売るなら 覚悟がいるわ 二人だけの密室で 身体をあずける覚悟がいるの 羞恥に耐...